インタビュー
2022/03/15
豊田市 未来都市推進課 長島奈緒様 市政発信課 田中雅人様 インタビュー
2018年度に内閣府より「SDGs未来都市」に選定された愛知県豊田市。
豊田市のSDGs普及啓発・理解促進と、「環境モデル都市」としての知見を活かした、持続可能なまちづくりに向けた取組みが評価されました。
豊田市のSDGsの取組みにおいて、MCCatalog+が役立っていること、その効果についてお話を伺いました。
田中雅人様(写真左) 長島奈緒様(写真右)
Q.豊田市のSDGsの取組みに、MCCatalog+はどのように役立っていますか
MCCatalog+の導入は、SDGsの基本理念「誰一人取り残さない」につながると考えています。
またモリサワ様には、豊田市の職員や「とよたSDGsパートナー」に向け、UDフォントを使った「伝わる資料づくり」に関する講座を実施していただきました。
フォントを変えるだけで、あらゆる方に配慮した、読みやすくわかりやすい資料となることがわかり、日ごろ「伝える」ことを仕事としている私たちにとっては、とても有意義な時間となりました。
フォントメーカだからこその説得力がある講座で、受講者からも「とても参考になった、すぐに業務で活かしたい」とご好評をいただきました。
また、情報発信の観点からは、以下の3点で効果を感じています。
①市民の情報取得方法の多様化に対応
専用ビューア「Catalog Pocket」を使って「広報とよた」をデジタルブックとして配信することで、紙媒体ではなくデジタルで見たい、外出先でも気軽に見たい、というニーズに応えることができました。
さらに、掲載スペースに捉われず多数の画像を掲載したり、記事内にサイトへのリンクをつけたりすることが可能になり、より効果的な情報発信ができるようになったと感じています。
②外国の方や目が見えにくい方の情報取得のサポート
多言語対応や読み上げ機能により、外国の方や目の見えにくい方の情報取得の手助けになり、より幅広く情報発信ができるようになりました。
豊田市には世界各地から視察に来られる方が多いので、多言語対応はとても便利です。
③環境への配慮
昨年度からは「広報とよた」以外にも、豊田市の市勢データをまとめた資料の紙媒体での作成を廃止し、Catalog Pocketで配信することで、ペーパーレス化を実現しました。
今後さらなるデジタル化が進んでいくと予想されるため、Catalog Pocketのさまざまな活用方法を検討し、より効果的な情報発信に努めていきたいです。
<左:日本語で作成された元データ 右:翻訳エンジンによるポルトガル語表示>
豊田市では、誰ひとりとして情報による格差を生み出さないために様々な観点から、ご活用いただいております。
SDGsへの取り組みも自治体で増えてきた中、より伝わる情報発信の一助としてMCCatalog+を活用いただく自治体は徐々に増えてきています。
広報とよた Catalog Pocket 版はこちらからご覧になれます。
自治体:豊田市(愛知県)
面積:918.32 km2
人口:約42万人
豊田市公式サイト
https://www.city.toyota.aichi.jp
とよたSDGsパートナー登録団体・活動