家電やコスメだけじゃない、訪日外国人旅行者のおみやげは多種多様

コラム

2017/11/13

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2017/11/13

家電やコスメだけじゃない、訪日外国人旅行者のおみやげは多種多様

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「爆買い」で注目を浴びた訪日外国人旅行者の買い物事情。最近では、やや落ち着きを見せているようですが、実際は、どのようなお店でどのようなものを買っているのでしょうか。彼らの買い物事情について詳しくみてみたいと思います。

訪日外国人旅行者はコンビニ好き

観光庁「訪日外国人消費動向(平成29年7-9月期)」のデータによれば、訪日外国人旅行者が買い物で最も利用しているのが、「コンビニエンスストア(70.6%)」でした。次いで、「ドラックストア(65.7%)」、「空港の免税店(63.6%)」、「百貨店・デパート(58.0%)」、「スーパーマーケット(58.0%)」と並びます。意外と私たちの日常生活に近いところで買い物をしている様子。
  
「観光地の土産店(27.7%)」の利用も高く、「家電量販店(23.5%)」よりも利用されています。訪日外国人旅行者は、大きな商業施設がある都市部で買い物をしていると考えがちですが、実際は日本各地をまわり、その土地でしか手に入れられないおみやげにも関心があるようです。
  
費目別で最も購入割合が高いのが「菓子類」で66.9%。「その他食料品・飲料・酒・たばこ」も62.7%で、こちらも高い割合です。訪日外国人旅行者にとって魅力がないだろうと思っていても、思わぬところで人気がでるかもしれません。そのため彼らがいつ訪れてきても大丈夫なように、インバウンドの受け入れ体制は可能な限り整えておくのがよいでしょう。
  
商品の特徴や価格、セールスポイントなどは、各言語にあわせて事前に準備することが可能です。購入者とのコミュニケーションや問い合わせ対応も、訪日外国人旅行者からよくたずねられる項目をまとめ、多言語に翻訳した商品リストを用意したり、外国語の簡単な会話や説明を覚えたりすることで、最低限のことは解決できると思います。タブレット端末をつかってこのようなツールを準備しておけば、現場での対応をよりスムーズにすすめることができます。

できることなら支払いは手早く簡単にすませたい

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  • 買い物の決済方法として、最も多いのは「現金」で95.6%。「クレジットカード」の利用率は56.4%。やはり現金での支払が圧倒的に多いですが、クレジットカードの利用率も無視できない割合です。

しかし、訪日外国人旅行者のなかには、日本のカードの利用環境に不満をもつ人たちもいます。そもそもカード決済に対応していない、店舗の入り口にクレジットカードが使えるかどうかの表示がない、店員にたずねても言葉が通じずカードが利用できない、など。つまり、受け入れ体制が不十分なために、やむなく現金で支払っているという場合が考えられます。
  
世界的にみれば、実は日本はクレジットカード後進国。これは現金を持ち歩いても心配のない治安の良さが影響しているのかもしれません。しかし、普段からカード利用頻度が高い外国人旅行者からみれば、クレジットカードが使えないのはとても不便でし、紛失や盗難の危険性の高い旅行中であれば、なおさらのこと高額な現金を持ち歩きたくないものです。
  
たとえば、訪日外国人旅行者数の最も多い中国では、すでに飲食店をはじめ、映画館やタクシー、病院や公共料金の支払いなど、あらゆる日常的なシーンでスマートフォンアプリを使った決済が使われていて、生活になくてはならない存在になっています。
  
クレジットカード決済やスマホ決済を導入することは、外国人旅行者の旅の満足度を向上するだけでなく、今まで逃していた購買チャンスを取り戻し、売上を拡大することにもつながります。

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