スマートフォンを自在に操る訪日外国人旅行者

コラム

2016/12/12

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2016/12/12

スマートフォンを自在に操る訪日外国人旅行者

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バックパックを背負い、低予算で国外を個人旅行する人たちのことをバックパッカーといいます。時間が豊富にあり旅行の資金が少ない若者や学生が、物価の比較的安い場所を巡る節約型の旅。若いころにそんな旅をしていた人も多いのではないでしょうか。昔からあるバックパッカーのスタイルをベースに、近年、新しい旅のスタイルが生まれているようです。

IT技術を駆使した旅行スタイル「フラッシュパッカー」

それが「フラッシュパッカー(Flashpacker)」と呼ばれる旅のスタイル。バックパッカーが低予算の旅に対して、フラッシュパッカーは資金が潤沢です。しかも、お金の使い方もちょっと独特。宿泊場所にはお金はかけないけれど、旅先でのアクティビティには力を入れる。昼間は安い食事や交通手段を選ぶけれど、夜のホテルは落ち着いて休めて快適なところを選ぶ。旅の目的にあわせて自分が楽しみたいところには予算をかけ、そうでないところはほどほどに抑えるというメリハリがポイントのようです。
  
彼らの必需品は、スマートフォンやタブレット端末、デジタルカメラ、ノートパソコンなどの電子機器。旅先でインターネットに接続しながら、次の目的地の宿泊先を選んだり、交通機関のチケットを手配したり、ランチのお店を探したり、旅の途中で起こったできごとをソーシャルメディアに投稿するわけです。IT技術を駆使した旅ともいえますね。
  
フラッシュパッカーの語源は諸説ありますが、「スマートフォンのような光るもの(flash)を持ち歩きながら旅をする」という意味合いもあるようです。この説は言い得て妙で、日本の街中を歩いている外国人旅行者の様子を眺めると、必ず片手にはスマートフォンやタブレット。これはフラッシュパッカーだけに限ったことでなく、個人旅行をする訪日外国人旅行者にとってスマートフォンは、もはや旅の必需品といえるでしょう。

訪日外国人旅行者がよく使うアプリは?

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  • 街で見かける訪日外国人旅行者がどのようなアプリを使っているか覗いてみると、その多くがGoogle Mapsなどの地図アプリです。

旅先で自分のいる場所がどこなのかわからず道に迷ってしまうのは、とてもストレス。そんなとき地図アプリがあれば、今いる現在地が瞬時にわかります。また、出発前にパソコンを使って行ってみたい場所を地図上に保存し、旅先でスマートフォンを使って確認したり、現在地から目的地までの道順を案内してくれたり、地図アプリには旅を便利にしてくれる機能が充実しています。
  
地図アプリ以外にも、スマートフォンにあると便利なアプリはまだまだあります。検索アプリは、旅先で行きたいお店の営業時間や商品の値段、公共交通の時刻表などを調べるのに便利。翻訳アプリは、たとえば「日本語で何と言えばいいのだろう?」や「この案内板にはなんて書いてあるのだろう?」という場面でとても重宝します。知らない言葉をすぐに翻訳できると、旅の選択肢が一気に広がるのは外国人も日本人も一緒です。
  
当社の提供しているアプリ「Catalog Pocket」を使うと、日本語の観光ガイドやフリーペーパー、レストランメニューなどを、スマートフォンやタブレット端末で簡単に多言語(英語・中国語簡体字・中国語繁体字・韓国語・タイ語)で閲覧することができます。
  
これから団体旅行から個人旅行へ、初めての訪日からリピーターへと訪日観光のトレンドが変化していけば、訪日外国人旅行者はガイドブックに載っているものより、さらに地域に密着した情報を求めてくるでしょう。好奇心旺盛なフラッシュパッカーとなればなおさらです。そんな彼らには「Catalog Pocket」を使って、「ディープな日本」の情報を提供してみてはいかがでしょうか。

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