この町の
“あたりまえ”を世界に。

埼玉県三芳町 秘書広報室 佐久間様

埼玉県の最南端、日本で最も東京に近いまちである三芳町。2015年5月、全国広報コンクール最高賞である内閣総理大臣賞を受賞した『広報みよし』でMCCatalog+をご活用いただいています。制作業務を1人で担当する秘書広報室の佐久間智之様にお話を伺いました。

三芳町を好きになってもらいたい。それだけです。

  • 佐久間様 庁内の公募に手を挙げ広報担当をやらせていただくようになったのは、2011年4月のことです。前の部署にいたときに、きれいなまま捨てられている広報を何度も目にすることがあり、改善できないものかと思ったことがそもそものきっかけでした。

    ― そこから少しずつリニューアルをして、担当5年目で日本一になったわけですね。

    佐久間様 はい、ありがとうございます。就任時に、「日本一の広報をつくります」と町長と約束していたので実現できたことが本当に嬉しいですね。

― 外注している印刷作業以外は、ほぼすべてお1人でやられているということですが。

佐久間様 一部簡単な作業は手伝ってもらっていますが、企画から取材・撮影、ライティング、デザインすべて1人でやっています。プロに依頼すれば当然いいものができますが、それはしたくありませんでした。税金の無駄遣いを減らすことも、広報改善の目的としてあったので。業務はなかなかハードですが、以前の半分以下の金額でつくれていることは自慢の1つですね。

― それはすごいですね。今までのやり方を変えるだけでも相当なエネルギーが必要なのに、クオリティを上げながらコストを削ることまでやるのは本当に大変な作業だと思います。

佐久間様 はい、正直かなり大変でした。ただ、やるからにはとことんやってやろうと思っていましたし、広報担当の公募は「情報発信力を強化していきたい」という町長の強い想いが発端で、いつも応援していただていたので頑張ることができましたね。

― スマートフォンアプリを使った配信や音声での配信、ARによる動画配信、そして今回のMCCatalog+とCatalog Pocketを利用しての多言語対応した電子配信とさまざまなことに取組まれていますが、どのような想いでリニューアルされてきたんですか?

  • 佐久間様 三芳町のことをもっと好きになってもらいたいという想いがすべてですね。私は生まれも育ちも東京都板橋区で、三芳町で暮らしはじめてまだ10年くらいしか経っていませんが、住民の方々よりまちの魅力に詳しい自信があります。それはおそらく、客観的にまちを見ることができているからだと思うんですよね。たとえば、その辺でカブトムシを捕まえられることは住民の方々にとってはあたりまえかもしれませんが、デパートで買うものだと思って育った私にとっては大きな魅力です。見せ方を工夫することで“魅力”に変わる“あたりまえ”をメインコンテンツとし、さまざまなかたちで発信することで多くの方に読んでもらう、このような方針で広報のリニューアルを進めてきました。

戦略的な取組みで、互いにメリットのあるPRをしていきたい。

― 以前から、スマートフォンアプリでも広報を配信していらっしゃいますが、MCCatalog+とCatalog Pocketの利用ではどんな効果が得られましたか?

佐久間様 写真などのビジュアルと一緒にテキストを読めることが、1番のメリットだと感じています。今までのアプリでは、テキストを読むためには画面全体をズームする必要があり、読みながらビジュアルを見ることはできなかった。Catalog Pocketでは、テキストウィンドウがポップアップしてくれるから誌面のレイアウトを保ったままテキストを読むことができる。誌面に込めた想いがきちんと伝わるし、読みやすさも格段に向上しているのでこの機能はとても気に入っていますね。

― 多言語対応という部分はいかがでしょう?

佐久間様 全世界の方に三芳町のことを知ってもらえるというのは、おもしろいですよね。また三芳町で暮らす外国人の方への情報発信という部分では、まちの魅力はもちろん、暮らしに必要な情報をより伝わりやすいかたちで届けられるため、とても役立っていますね。

  • 「いい関係を築いていきたいですね」と語る佐久間様。
  • ― 最後に、今後の展望をお聞かせください。

    佐久間様 日本一になれたことは大きな成果だとは思いますが、まだまだ、もっとたくさんの方に三芳町のことを知ってもらいたいし、好きになってもらいたい。その入口となる『広報みよし』にとって、MCCatalog+とCatalog Pocketは互いに影響し合いながら成長していけるツールだと思っています。たとえば、この町の立地を活かして関越自動車道の三芳PAにCatalog Pocketのチラシを置かせていただく。一見するとCatalog Pocketユーザ拡大の取組みのようですが、結果的に三芳町の認知度向上にもつながる取組みだと思うんですよね。第一段階としての配信、第二段階としてのユーザ拡大というように、戦略的に取組みを線でつなげていくことを意識して、お互いにとってプラスになるようなPRをしていきたいですね。

  • 広報みよし

    三芳町の魅力を詰め込んだ『広報みよし』は
    『Catalog Pocket』で配信中です。
    英語・中国語簡体字・中国語繁体字・韓国語・タイ語
    にも対応しています。

    『広報みよし』(Catalog Pocket)

  • 広報みよし
埼玉県三芳町
埼玉県三芳町
埼玉県の最南に位置する東京に最も近いまち。さつまいもの産地であり、川越いものほとんどはここでつくられている。人口:38,255人、世帯数:15,773世帯(2015年7月末日現在)
〒354-8555 埼玉県三芳町藤久保1100番地1
TEL: 049-258-0019(秘書広報室) FAX: 049-274-1054